滋賀県立大学環境科学部 環境生態学科 Department of Ecosystem Studies

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EDUCATION 教育

環境問題を解析し,それを解決するための能力を養うためには,幅広い知識と実践的な応用力が必要です。環境生態学科では,幅広い分野の教授陣が少人数制の先鋭的な授業を展開しています。多くの野外実習によって,学生は滋賀県の恵まれた自然環境から様々なことを学びとることができます。4年次では1年かけて卒業研究に取り組みます。こうして身についた環境調査への即戦力としての実力は就職・進学に生かされ,これまでに民間企業はもとより,公務員,環境コンサルタント,NPOなど様々な分野に多くの卒業生を輩出しています。

  • 学びの特色
  • 全国からこんな人が集まっています
  • 取得できる資格
  • OB・OGから一言

学びの特色

01

自然科学の幅広い基礎知識と分析技術を修得できる

化学や生物学といった特定の学問領域に縛られることなく自然科学のすべての分野について学ぶことができます。また,化学分析,生物種の同定,地形の読み取りなど自然環境を知るために欠かせない様々な測定・分析技術を身につけられます。

■基礎的な授業科目の例
環境数学 /環境物理学 /環境化学 /環境生物学 /環境地球科学 /湖沼環境学 /森林環境学 /大気環境学 /海洋環境学 /環境地下水学 /集水域環境学 /陸域環境学・同実験 /水域環境学・同実験 /集水域環境学・同実験 /環境解析学・同実験など

02

環境科学の実践的方法論を修得できる

陸域・集水域・水域の生態系の保全と修復に関する専門的な授業をとおして環境問題の解決に必要とされる実践的な知識を身につけられます。

■専門的な授業科目の例
陸域生態系保全修復論 /水域生態系保全修復論 /集水域生態系保全修復論 /陸域環境影響調査指針 /水域環境影響調査指針 /集水域環境影響調査指針 /陸域環境機能論 /水域環境機能論 /集水域環境機能論 /陸域物質循環論 /水域物質循環論 /集水域物質循環論など

03

豊富な野外実習・実験

大学周辺の豊かな自然環境を活かした野外実習・実験をとおして野外調査をおこなうための様々なノウハウを学ぶことができます。環境学野外実習では,宿泊しながらの海洋実習や山岳地の植生調査実習などに参加できます。

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04

附属実験施設が充実

環境科学部がもつフィールドステーション「湖沼環境実験施設」,「集水域実験施設」,「圃場実験施設」は専門分野を深く研究・教育するために重要な施設です。湖沼環境実験施設は琵琶湖生態系を調査・研究するための施設で,水生生物を飼育するための設備やさまざまな機器分析ができる実験室があります。また実習調査船「はっさか」を有しています。集水域実験施設は3つの森林実験流域と宿泊して実験できる施設からなり,流域の水質,景観,自然生態系の保全と管理のための教育・研究がおこなわれています。

05

学生定員30名に対して教員数は14名

教員1人あたりの学生数はほぼ2人。きめ細かな少人数教育で学生ひとりひとりの成長をサポートしています。

06

1年次の初等教育では学びの基礎力を
身につけることができる

論理的思考やコミュニケーション力を身につけるためのディベート授業,図表判読やノートテイキング,プレゼンテーションスキルを身につけるために学科教員の研究テーマを教材にした演習授業など,全国的にもユニークな授業をとおしてアカデミック・スキルズを無理なく修得できます。

07

環境問題を解決するための応用力を身につけられる

4年次では,これまでに育んだ問題意識に立って,各自で研究テーマを設定し,1年かけて卒業研究に取り組みます。4年間をとおして身についた環境調査への即戦力としての実力は就職・進学に活かされています。

全国からこんな人が集まっています

01

環境問題の解決や環境保全に関心がある人

滋賀県立大学の環境科学部は日本で最初に設立された環境系の学部です。環境科学とりわけフィールド科学に重点をおいた研究・教育に歴史と実績がある環境生態学科では,全国から集まった熱い情熱と志をもつ仲間とともに勉強に励むことができます。卒業後は大学院に進学しさらに研究に打ち込む人,環境に関わる仕事に就く人,教員となって環境教育に携わる人さまざまです。しかし入学して間もないころには,環境問題に興味はあって勉強してみたいけど将来のことはまだ考えられないという人も多くいます。いまはどんな仕事に就いても環境への配慮・取り組みが必要な時代ですから,環境生態学科で学んだことは必ず将来に活かすことができるはず。その活かし方を4年間のうちに仲間とともに考えることができます。

02

ひとつの分野に偏ることなく総合的に自然科学を学びたい人

自然環境を正しく理解するためには,化学や生物学といった特定の学問領域に縛られることなく自然科学のすべての分野について学ぶことが大切です。高校で物理学や地学を未履修だったとしても基礎から段階的に学べるように配慮しています。

03

環境調査の実践力を身につけたい人

野外の歩き方,観察方法,サンプリング技術など野外調査の様々なノウハウを学ぶことができます。野外調査では安全第一に,体力に自信がない人でも取り組めるように配慮しています。室内実験も豊富で,化学分析,生物種の同定,地形の読み取りなど自然環境を知るために欠かせない様々な測定・分析技術を身につけられます。

04

滋賀の自然に興味がある人

滋賀県立大学は琵琶湖のすぐそばにあります。琵琶湖は日本最大の湖であり,貴重な水源として琵琶湖・淀川流域圏の人々の生活を支えています。またあまり一般には知られていませんが,琵琶湖はその誕生から400万年もの歴史をもつ古代湖のひとつです。わが国にとってかけがえのない湖ですが,高度経済成長期以降さまざまな環境問題をかかえています。固有種の減少,外来種問題,人為的富栄養化による水質汚染,地球温暖化にともなう湖底の貧酸素化など社会的にも関心の高い課題にじっくりと時間をかけて取り組むことができます。

05

教員の研究内容に興味がある人

環境生態学科には幅広い分野の教授陣が集まって環境問題を解決するための基礎・応用研究をおこなっています。興味をかき立てられる研究にきっと出会えるはずです。

取得可能な資格

  • 教員免許:中学校教諭(理科)/ 高等学校教諭(理科)
  • 学芸員資格
  • 自然再生士補資格
  • 甲種危険物取扱者試験受験資格
  • 社会福祉主事任用資格

※すべての資格は,大学が定める所定の科目を履修し,単位を修得する必要があります。

OB・OGからのメッセージ

  • 現在,滋賀県立大学環境科学部環境生態学科の教職に就いています。自然科学の研究を進めていくためには物理,化学,生物,地学全ての知識が必要ですが,環境生態学科ではそのそれぞれについて教科書以上のことが学べて良かったです。また授業や研究で野外に行くことが多く,現場で実際に手を動かして学んだ野外観測や化学分析手法に関しては,自分でも驚くほど記憶に残っており,卒業後も役に立ちました。
    私が学生の頃は1学年の学生の人数が30人に対して教員の数が15人もいて,手厚く教えてもらったことも,印象に残っています。尾坂さん 2001年度卒業・4期生

  • 船に乗って琵琶湖の調査,大学近くの荒神山で植物採集,冬には滋賀県北部で2 m以上積もった雪を掘っての調査,といった具合に色々な分野の実習を体験しました。研究室に配属される前に,広い視野で自分が卒論のテーマにしたいことを考えられると思います。
    環境問題は,人と人以外(環境)とのつながりが見えにくくなったことによって起こってきた問題だと私は思います。自然界のつながりを明らかにすることは,その解決に向けての基礎だと思います。吉田さん 2002年度卒業・5期生

  • キャンパスの周りは自然が豊かで,すぐそばには琵琶湖が横たわっており,自然を楽しむレジャーはもちろん自然環境の研究フィールドとしても非常に良い場所です。また,大学には琵琶湖の実習調査船「はっさか」があり,授業での実習から琵琶湖の研究・調査にわたって大活躍しています。
    琵琶湖が大好きな方,自然環境に興味がある方にとっては楽しい学生生活が待っていること間違いなし!安積さん 2003年度卒業・6期生

  • 大学の研究では琵琶湖の水を様々な手法や装置を使い分析していました。その縁もあって現在は,液体を分析する装置を扱う仕事をしています。大学で経験した実験や分析の知識は仕事で役立つ事も多く,今でも私の仕事の基礎として非常に役立っています。太田さん 2010年度卒業・13期生

  • 私は現在,彦根市のとなりまちの多賀町で役場職員として働いています。
    環境生態学科は少人数制であるため,学生同士,また学生と教員との距離がとても近く,人との関わりの中で学べる環境だったと思います。個性豊かな仲間達,先生達と,実験やフィールドワークを通して,教室の中ではできない「自ら汗をかいて学ぶ」ということを学ぶことができました。
    大学で仲間と,時にはひとりで,調べ,考え,課題解決を目指すというプロセスを経験し,その経験が,役場職員として地域の人たちと協働する中でも役に立っていると感じます。豊かな自然と人の中で,充実した大学生活を送ってください。西口さん 2010年度卒業・13期生

  • 環境生態学科には様々な分野の授業があるため,興味の幅が広がると思います。伊吹山で植物の生態を学んだり,船に乗り琵琶湖の水質を調べたり,化石を探すこともありました。教室の中だけでなく外に出る授業が多かったので,学びたいという気持ちがより刺激されたように思います。
    また,環境生態学科には,生物に詳しい人や環境系ボランティアに興味を持っている人が多く,刺激しあえる仲間とも出会え,やりたいことを実行に移すことのできる環境があります。
    環境生態学科に入ったら「こんなことがしたい!」をぜひ実現してください。濱田さん 2010年度卒業・13期生

  • 私が環境生態学科のことを知ったのは,高2の夏。全国の大学が一覧になっている分厚い冊子の中からでした。他大学の説明を見ても今一ピンとこないことが多かったため,「やっと見つけた」と,当時志望校が決まらず焦っていた私は思いました。
    高3の夏に行ったオープンキャンパス。バスから降り立ち,青空に映える校舎を見て,「ここだ!」と直感しました。大学を出た今でも,あの時の直感は間違っていなかったと思っています。
    周囲の友達がよく耳にする学部を志望する中,「環境科学部の環境生態学科」というのは聞きなれない学科名です。また,「環境」という分野を目指したのは同学年で私一人だけだったので,「環境なんかしてどうするの?」と周囲に言われたこともあります。そのため,受験に際し,少し心細かったのを覚えています。
    しかし,環境生態学科に集まってくるのは,自分と同じ「自然環境について学びたい」という夢を持った人たちです。そんな仲間が自分以外にもいることはとても心強く,嬉しいことです。共通の夢を持った仲間と過ごす学科での生活や授業,実験もとても楽しく,刺激的でした。受験生の皆さんにはぜひこの学科に入ってもらい,夢への第一歩を踏み出して欲しいと思います。
    最後になりますが,環境生態学科は「自然環境を学びたい」皆さんの期待を裏切らない,お勧めの学科です。山田さん 2012年度卒業・15期生

  • 大学で学んだ,琵琶湖をとりまく環境についての知識が今の仕事で生かされています。3回生で受けた化学実験の内容(知識)が今の仕事に生かされており,今でもその時の講義ノートやテキストを見返しています。
    学生に対する先生の数が多いため,ほぼマンツーマンで指導していただけます。特にフィールドワークでは先生だけでなく,先輩も参加して下さるため,気軽に質問ができる環境です。
    共同実験ではグループで計画を立て,協力して取り組みます。学力だけではなく,コミュニケーション力を養うことができます。吉原さん 2012年度卒業・15期生

  • 琵琶湖を始め,山や河川など様々な環境でフィールドワークを行い,様々な環境について座学だけでは学ぶことのできないことまで理解を深められたことがとても印象に残っています。特に調査船「はっさか」に乗って琵琶湖でフィールドワークを行い,日々変化する琵琶湖を観察することができたのが一番楽しかったです。
    様々な環境に対する問題などに対して,「これは“何故”こうなのか?」と常に疑問に抱くようになり,様々な観点から問題解決のためのアプローチを行っていく能力が身に付きました。
    学生の人数が約30人(高校までの1クラス規模の人数)であるため,学生みんなで仲良くでき,充実した学生生活を送ることができます。塚本さん 2014年度卒業・17期生

  • 環境生態学科で印象に残ったことは,野外での実習,調査が多いことです。水域,陸域の環境問題に直に触れて学ぶことができました。もう一つ印象に残ったことは,学生の数が少なく規模が小さいため,学生と先生との距離が近く,勉強だけでなく学生生活や就職活動の面でも相談しやすい環境だったことです。浅井さん 2015年度卒業・18期生

  • 環境生態学科では,環境生態学を1つの視点からではなく物化生地のあらゆる分野から学ぶことができます。また,座学だけでなく,フィールドに出て学べる機会が多いことから,理解したことを実際に自分の五感で確かめることができます。
    環境生態学科での勉強を通じて,物事を多角的に考える力と忍耐力が身につき,今の仕事にも役立っています。大﨑さん 2015年度卒業・18期生

  • 山に行ったり,海に行ったり,自然の中でアクティブに楽しく学ぶことができます。
    学科人数は少ないですが,個性的で面白い人が多いです。みんな自分の道を大切にしています。学生に対する教員の人数が多いので,その分きめ細かな指導を受けることができます。
    自分がその気にさえなれば,やりたいことを実現できる環境が何でも揃っています。ここで4年間を過ごせば,きっとひと回りもふた回りも成長できるはず。新井さん 2016年度卒業・19期生